「天目一箇命」(あまのまひとつのみこと)
前回のブログでご紹介させていただいた「青玉神社」ですが、
少し補足させていただきます。
二枚目の写真の由緒書きに、祭紳が二柱書かれていますが、
主祭神の「天戸間見命」(あめのとまみのみこと)について。
以前、アマテラスとスサノオの神との誓約(うけひ)で、
五男三女紳がお生れになったことを書きましたが、
<http://ameblo.jp/kai-drum/entry-11298512990.html>
その 五男神のお一人に「熊野久須毘命」(くまのくすひのみこと)
がいらっしゃいます。
“久須毘”とは奇日(くしび)のことで、「火」を表すようです。
つまり 火の神様といえるでしょうか。
そして、この熊野久須毘命の御子が、「天戸間見命」です。
で、もう一度 由緒を見返してもらうと、(別名 )として、
「天目一箇命」(あまのまひとつのみこと)とありますね。
わかりやすく言えば 目が一個の神さまです。
Wikipedia で調べてみると こうありました。
『神名の「目一箇」(まひとつ)は「一つ目」(片目)の意味であり、鍛冶が鉄の色でその温度をみるのに片目をつぶっていたことから、または片目を失明する鍛冶の職業病があったことからとされている。』
どうやら、目が一つであるのは山の神の特徴とされているようで、
しかも父親が火の神ということですし、「製鉄」の神とされているようです。
天之日矛(天日鉾-アメノヒボコ)自身も、製鉄を広めた神ですから、
天目一箇命を祖紳として祀ったという所以が これで解ります。
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